牛乳のお話 ~ノンホモか?パスチャライズか?~

こんにちは
リラグゼーションサロン akariです

今日は、牛乳についてお話します。
最近、私自身、とても気になっているモノの一つです。

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牛乳はとっても私たちの身近なところにありますね。
コーヒーに入れたり、お料理・お菓子作り・パン。学校給食では、いまだ何故か米飯のときにも牛乳が出されている地域、少なくないのではないでしょうか?米には茶でしょと思うのは私だけでないはず(笑)

牛乳は本当に体によいのか?
そうではないとおっしゃる有識者の方がたくさんおられます。
いえいえ、牛乳は戦後よりずっと完全栄養食品とされてきたではありませんか。
いったい何が問題なんでしょうか。

私の調べたところを書きます。

ラクターゼという消化酵素があります。人間は乳児のころ、このラクターゼを持っています。母乳の主成分「乳糖」を分解するために使うのです。ですが、いったん離乳してしまうとラクターゼは減少し、乳酸を分解することのできないまま腸に達し、腸内で何種類かの有機酸に変化します。この有機酸が腹部膨満感やおなかゴロゴロ、しいては下痢の原因となるのです。これを乳糖不耐症と呼んでいます。
ラクターゼは人種により、活性の強弱に差があり、黄色人種はラクターゼを作る働きが弱いとされています。一方北欧に住む人々はラクターゼを作る働きが強いとか。古来から動物の乳を食していた人々です。環境に応じて適用できるように進化・退化してるんですね。日本人の約80%は乳糖不耐症ということです。
また、カルシウムを体内に浸透させるに役立つのがマグネシウムですが、牛乳はマグネシウムの含有量が少なく、牛乳に多く含まれるリンがカルシウムの吸収を阻害していると言われています。
それに最近では、乳牛の飼料に含まれるホルモン剤や抗生剤にも不安が叫ばれています。
動物性食品を摂りすぎると、骨が溶けるとまで。。。

あぁ、こわい、こわい。もう牛乳なんか飲むんじゃないよと子どもたちに言ったことあります。

でもね、私、思うんですが、牛乳を「健康のため」ではなく、ただの美味しい嗜好品として楽しむのはよいではありませんか。
パンを焼くのにも、美味しいお菓子を作るにも牛乳は必要ですよね。
どんな食材も食べすぎてよいことは、あまりありませんよね。

牛乳神話の崩壊した私は、牛乳選びに慎重になりました。

キーワードはノンホモパスチャライズ
お聞きになったことありませんか?

牛乳は搾ったまましばらく置くと、クリーム層とそうでない部分に分かれてしまいます。するとパッキングの時点で成分を均等に分けることが難しく、成分にばらつきが生じてしまうため、ホモジナイザーという機械で均質化という処理を行います。大量生産に便利なように脂肪分の粒子を細かくするのです。このような処理を施された牛乳をホモ牛乳といって、スーパーなどで一般に流通されています。この処理をしていないのがノンホモ牛乳です。生乳そのままの風味が味わえます。また、バターを作ったり、浮き上がってきたクリーム層を生クリームにしたり、素材を楽しむことができます。ただ、ほとんど流通していないので高いです。

そして次は殺菌について。
搾った牛乳を、そのまま食品として出荷するには、あまりにも食中毒などの原因菌が心配ですね。殺菌処理をするのですが、その方法を簡単にわけると2種類になります。

1つ目)高温殺菌 120度程度で2~3秒
2つ目)低温殺菌 65度程度で30秒

この低温で殺菌した牛乳をパスチャライズ牛乳といいます。低温で殺菌するため、大切なタンパク質やカルシウムが変質することなくさらっとしたお味が楽しめます。

一番自然に近いものがノンホモ。その次がパスチャライズといえるでしょう。パスチャライズもなかなかお見かけしませんが、写真のものは近所のスーパーで販売していて、手が出せないお値段ではないので、たまに買います。生で飲むときはこちら、スープやパンに使うのは一般の牛乳と使い分けています。

1つの食材にしても、なんだか奥が深いと思いませんか?
バランスよく食生活を楽しみたいですね。

それではまた、ごきげんよう