肩こりってなんなの?

こんにちは
リラグゼーションサロン akariです。

もうすぐクリスマスですね。
Polaroid (3)

今日は肩こりについて書きますね。

日本人の4人に1人は肩こりに悩まされているといわれています。
akariのお客様でも、「私、肩こりがヒドいの・・・」という人がたまにいらっしゃいます。
バックトリートメントをしますと、こりっ、こりっという音を感じることができますが、これは筋肉が縮んだ状態にあるのです。

そもそも人間は四足歩行をしていましたが、あるとき二足歩行での生活を選択しました。ただ、腕は左右あわせて約8kg。それだけの重量を支えることができるように、骨格や筋肉が対応していないのです。

筋肉が動くために必要なものはブドウ糖ですが、筋肉が動くときに水や乳酸、炭酸ガス等に分解されます。そのときに発生した乳酸やリン酸(最近では乳酸は疲労物質ではないとの説があります)などの疲労物質は血液循環などに乗り、体外へ排出されますが、長時間同じ体勢を続けると、縮んだ筋肉が血管を圧迫し、血液循環が悪くなります。すると、筋肉疲労物質が筋肉中に溜まり、さらにカリウム(普段はあらゆる細胞の活動を補助)が筋肉中に留まり感覚神経を刺激します。それが脳に伝わり「痛み」と認識する。その積み重ねが肩こりにつながっていくと言われています。

中でも日本人は、欧米人に比べ肩こりを感じる人が多いそうです。なで肩体型であることや、畳の生活習慣の中で猫背が多いということが多いからだとか。畳やカーペットに座るときは少し猫背になるとバランスが取れてリラックスできます。ソファーがあっても腰掛けないで、その下に座ってしまうような日本人気質の方は要注意ですね。実は私、今まさにその状態です(笑)。

ときどきカバンを持ち替える、ひじはつかない、パソコンを使うときは手首を浮かさない、長時間同じ姿勢でいない、ときどき肩を上下させる、日常生活のストレスを減らす。。。

「肩こりをなんとかして」とお越しになられ、ほぐしても、日常的に同じような生活をしていればすぐに肩こりも復活します。慢性化しているわけですから。意識的に生活習慣を変えることで、肩こりの状態も変わっていくでしょう。

1つ簡単にできるストレッチ方法をご紹介します。
いずれも就寝前、ベッドの中でできます。

ベッドの右端に仰向けになり、両方の肩甲骨を床にくっつけます。
そのまま、右腰を浮かせます。右腰を浮かせると右上腕~肩が持ち上がりますが、ベッドのきわからダラリと腕を落としてしまってください。肩甲骨の両側を近づけるようイメージしながら、気持ちのよいところでとめます。
息を吐きながら、10秒×3セット(左右とも)程度やってみてください。
お布団でも同じ要領です。

難しいことはありません。左右の肩甲骨を、気持ちよく近づけているだけです。
少しでも楽になりますように。

それではまた、ごきげんよう。