食用油のお話(2) 亜麻仁油

こんにちは
リラグゼーションサロン akariです。

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今日は、亜麻仁油(フラックスシードオイル)のご紹介です。
先日の、ココナッツオイルに続く、油シリーズ第二弾です。

亜麻仁油は、アマという植物から採れる油(水溶性)なのですが、アマってどんな植物なのかといいますと、アマ科の1年草で小さな水色の花を咲かせます。カナダや中国など(日本では北海道のみ)の比較的寒い地方で収穫されます。

茎の部分の繊維は、たいへん肌触りがよく高級繊維として扱われ、フランスで「ラン」と発音することから「ランジェリー」の語源ともなったようです。

種子から採れる油は、インクなどに使用されていたのですが、近年、食用としての栄養効果に注目が集まり、欧米からブームが広がっています。

オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含むことで注目されている亜麻仁油ですが、不飽和脂肪酸の1つであるオメガ3脂肪酸、いったい何でしょう。

オメガ3は、魚に多く含まれる、DHA・EPA、亜麻仁油などに含まれるα-リノレン酸があり、αリノレン酸は体内に入ると10~15%がDHAやEPAに変換されるといわれています。

オメガ3のお話をするときに不可欠なのが、オメガ6の存在です。オメガ6は、ベニバナやコーンなどの植物油に多く含まれています。

オメガ3と6のバランスはたいへん重要で、理想的なバランスは1:4といわれているのに対し、現代の私たちの食事ではオメガ6の比重がたいへん大きくなっているのが実情です。このバランスが崩れていることで、さまざまな疾患(アトピー、うつ、メタボ・・・)に悩む人が増えているといわれています。

積極的に摂りたい亜麻仁油なのですが、酸化しやすく、加熱には不向きです。冷蔵庫保存は必須で、生で摂ってください。ただ、味が・・・。味がひじょうに残念で・・・。はっきりいいますと食べにくいのです。そうしますとドレッシングしかございません。いろいろと試した結果のおすすめレシピをご紹介させていただきます。

たまねぎ・・・1/4ケ
ニンニク・・・1かけ
パセり・・・少々
ブラックペッパー・・・少々
酢・・・50cc
砂糖・・・小さじ1
塩・・・小さじ1
カレー粉・・・お好みで(小さじ1/2程度)
オリーブ油・・・50cc
亜麻仁油・・・50cc

カレー粉・オリーブ油・亜麻仁油以外の材料をブレンダーにかけます。その後、2つの油を少しずつ足しながら、最後にカレー粉を。さらにブレンダーで攪拌し、とろみがついたら出来上がりです。

カレー粉が、亜麻仁油の特殊な風味を消してくれますよ。ぜひお試しください。

それではまた、ごきげんよう。